狭くてラチェット使えないときありませんか?
電気工事をしているとたまにですが、めちゃくちゃ狭いところのビスやナットを外す機会が出てきます。
普通のドライバーじゃもちろん無理だし、アングルドライバーでも届かない…そんな現場の悩みを解決してくれるのが、VESSEL ファインミニラチェットドライバー です。

極薄20mm(ビット装着時)なので狭いところにも入り込みます。60ギアで幅が狭い場所でも短いふり幅で使用できるのが特徴です。
そんなベッセル、ファインミニラチェットについてレビューしていきたいと思います。
ベッセルファインミニラチェットの概要
2025年4月発売の新型ミニラチェット
VESSEL(ベッセル)のファインミニラチェットは、2025年4月に発売されたミニラチェットドライバーです。
基本のタイプはストレートタイプとベンドタイプ(角度がついているタイプ)の2種類。今回私が購入した商品はVESSELファインミニラチェットドライバー TD-26というストレートタイプで、ソケットが4本ついたものです。
この商品以外にも、プラスとマイナスビット付きの商品やヘックスビット付きなど、計8種類のセットが発売されています。用途に応じて選べるラインナップが魅力ですね。
コンパクトで手のひらサイズ
本体は全長90mmと手のひらに収まるくらい小さなサイズ

ヘッド部分の厚みも7.5mmとかなり薄い作りになっています。

本体後方には穴も空いているので、狭いところで落とさないよう落下防止コードを取り付けることも可能です。高所作業や狭所作業では安心の設計と言えます。

左右切り替え式ラチェット機構
ヘッドの左右で回転方向を切り替えることができます。右回し・左回しの切り替えが簡単なので、作業効率が上がります。

充実のソケットセット
今回私が購入したVESSELファインミニラチェットドライバー TD-26はソケット付きの商品です。5.5mm / 7mm / 8mm / 10mmの4サイズが付属していますが、電気工事で使うのは8mmと10mmがほとんどじゃないでしょうか。
7mmもたまに使いますが、5.5mmに関しては個人的には使う機会がないと思っています。ただ、設備や機器によっては活躍する場面もあるかもしれません。

別売りビットも使える
VESSELファインミニラチェットドライバー TD-26はビットが付属していない商品なので、私は別売りでプラス・マイナスビットを購入しました。ヘックスビットはめちゃくちゃ狭いところで使う予定は今のところないので見送りました。
※マイナスビットはいきなり失くしました

厚さがビット使用時でも20mmです
ビット挿入時

ソケット使用時でも24mmとかなり薄いので、狭いところでも使用することができます。この薄さが本製品最大の武器です。

ちなみに、このソケットのギザギザは手で回しやすくするためのデザインのようです。細かい配慮が嬉しいですね。

サイズ感・取り回し(体感)
使ってみると軽くて驚くのと、ギアが細かいのを感じます。見た目もおしゃれなので所有欲も満たせますね。
手にしっかり馴染むサイズ感で、狭い場所でも無理なく力を入れられます。
製品スペック一覧
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | TD-26(ストレートタイプ) |
| 全長 | 91mm |
| 重量 | 約85g |
| ヘッド厚 | 7.5mm |
| ヘッド幅 | 12mm |
| ビット装着時の厚み | 20mm |
| ソケット装着時の厚み | 24mm |
| ギア数 | 60ギア(送り角6°) |
| 付属ソケット | 5.5mm / 7mm / 8mm / 10mm |
| 付属品 | ソケット4本/ホルダー1 |
| 価格目安(Amazon) | ¥1,900円程度 |
| 原産国 | 日本 |
使用感レビュー
実際の作業で感じたこと
端子台でビスを緩めてみましたが、ちょっと動かすだけで『カチッ』と音がして回すことができました。奥行きがないような狭所でも十分ビスを緩めたり締めたりすることができると実感しました。
特に制御盤内や配線ボックス内など、工具の可動域が限られる場所での作業が格段に楽になります。
良い点
①とにかくギアが軽くて細かい
60ギアにより、送り角はわずか6°。ハンドルをほとんど動かさなくてもネジを回せるため、工具の可動域がほとんどない場所でも快適に作業できます。
実際に端子台でビスを緩めてみましたが、わずかなふり幅で『カチッ』『カチッ』とスムーズに回転。従来のラチェットドライバーでは諦めざるを得なかった場所でも、しっかり作業ができました。
②極薄設計で障害物を回避
ラチェットドライバーとしてもかなり薄いのですが、ソケットをつけた時もかなり薄いです。ソケット使用時で約24mmという薄さは驚異的。
この薄さなら障害物をかわして入っていくことができます。配管や配線が密集している場所でも、スルッと入り込んで作業できるのが大きなメリットです。
ただし、貫通していないのでボルトの頭側からしか締められません。ナット側からは締めることができないので、その点はあきらめてください。

③空転トルクが非常に軽い
空転トルクを抑えてあるので供回りしにくくなっています。
ここでいう供回りとは、ラチェットを締めるときに一度逆側に戻しますよね? この時にボルトごと回ってきてしまうのを供回りと表現しています。
簡単にいうと、戻すときに「カチッ」と言わないで空回りみたいになってしまう現象です。このラチェットは空転トルクが軽いので、供回りしにくいのが特徴です。
これにより、狭い場所での作業でもストレスなくネジを締めたり緩めたりできます。
気になる点(対策付き)
ビットが抜けやすい
本体にビット差しがついているんですが、そのビット差しからビットが抜けてなくなってしまうことがあります。
私もマイナスをいきなり紛失しました
ビットが短いのでなくなると探すのも大変なんです。まあ、ビットが短くないと狭いところに入らないのでしょうがないんですが…。
対策としては、ビットと一緒に専用ケースに入れるか、マグネットでくっつけて腰道具か工具バッグに入れておくといいでしょう。
小物管理用のケースやマグネットトレイを活用すれば、紛失のリスクを減らせます。
どんな人におすすめ?
狭所で結線作業をする人に最適
例えばシャッターに光電センサーなどを取り付ける場合、狭いところに制御線を結線したりしないといけません。普通のドライバーが入らない場所がふとした時に出てきます。
そんな苦労をした人には特におすすめです。
- 制御盤内の狭い端子台作業
- 配管密集エリアでのネジ締め
- 機器の裏側など手が入りにくい場所
- シャッターボックス内の作業
こうした現場で活躍すること間違いなしです。
まとめ
VESSEL ファインミニラチェットドライバーはここぞというときに活躍する必携工具
正直このラチェットに関しては、めちゃくちゃ出番があるわけではないと思います。もしかしたら1現場に1回も使わないかもしれません。
しかし、あれば必ず役に立ちます。
「普通のドライバーじゃ無理」「アングルでも届かない」そんな絶望的な状況で、このファインミニラチェットが現場を救ってくれるはずです。
狭所作業が多い電気工事士や設備メンテナンス作業者には、ぜひ工具箱に加えておいてほしい一本です。
免責・レビュー方針
本記事は自費購入品のレビューです。数値は当環境での実測・主観に基づきます。購入前に公式仕様・最新価格をご確認ください。


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