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KNIPEX ErgoStrip1695-01SBレビュー!1年使用した電気工事士の本音評価

ハンドツール
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キャプタイヤケーブルってむきにくくないですか?

若いころからむきにくくて、20年以上たった今でもむきにくい。どうにかならないかと捜したところ見つかりました

KNIPEX ErgoStrip1695-01SB

これを使ってかなりむきやすくなりました!

ということで今回はKNIPEX ErgoStrip1695-01SBについてレビューしていきたいと思います

結論

KNIPEX ErgoStrip1695-01SBは制御系ケーブル工事に最適な万能工具です。キャプタイヤケーブルやVCTなどを扱う人には間違いなくおすすめできます。特に制御系の1.2㎟多芯ケーブルなどの被覆剥きには、これ1本あれば十分対応可能です。

一方で、絶縁被覆は3.5㎟までしか対応していないため、強電工事メインの方には物足りなさを感じるかもしれません。CVケーブルの外装被覆については5.5-3Cクラスまでなら何とか剥けますが、無理は禁物です。

強電工事の頻度が高い方は、より太いケーブルに対応できるMARVEL MC-012も検討することをおすすめします。

使用環境・レビュー前提

筆者は電気工事士として1年間KNIPEX ErgoStrip1695-01SBを愛用してきました。レビュー執筆時点では新型モデルも発売されていますが、このレビューは旧型モデルに基づいています

主な使用場面:

  • 計装工事での細線処理
  • キュービクル内制御線の結線作業
  • VCTケーブルの被覆剥き
  • 制御盤内の配線作業

年間を通じて様々な現場で使用した経験から、実際の作業効率向上効果と気になった点を正直にレビューしていきます。特に従来の工具との作業時間比較や、現場での使い勝手について詳しく解説します。

外観・サイズ感・取り回し性能

KNIPEX ErgoStrip1695-01SB 基本スペック

項目 仕様
全長 約135mm
重量 約75g
対応電線サイズ(絶縁被覆) 0.2㎟~4.0㎟(実質3.5㎟まで推奨)
ストリップゲージ 4mm、8mm、12mm、16mm
外装被覆対応 VCT、CVケーブル等(太さ制限あり)
材質 特殊工具鋼
開き止めロック あり

手のひらサイズで携帯性は抜群です。重量も180gと軽量で、長時間の作業でも手が疲れにくい設計になっています。開き止めロック機能により、腰道具への収納時の安全性も確保されており、抜き差しも簡単です。

ただし、への字型の独特な形状のため、工具袋内でのおさまりは若干気になります。慣れれば問題ありませんが、初めて使用する際は収納方法を工夫する必要があるかもしれません。

各部の機能詳細

細い先端部分は5CFB(同軸ケーブル)の外装剥きに対応。

最近では使用頻度が下がっていますが、設備工事では重宝する機能です。

太い部分でケーブルの外装被覆を処理します

ここがメイン機能で、挟んでから軽く1回転させるだけで、絶縁被覆を傷つけることなく外装が綺麗に剥けます。力の入れすぎは禁物で、軽いタッチが成功の秘訣です。

横のでっぱり部分(ハグラー機能)では電線を挟んで外装被覆の縦割きが可能。

 

 

 

 

デンサン ケーブルストリッパー ND-800と同様の使い勝手ですが、対応ケーブルサイズには制限があります。

 

絶縁被覆剥き部分には0.2、0.3、0.8、1.5、2.5、4.0の表記があり、実際の対応サイズは0.8←0.75、1.5←1.25、2.5←2.0、4.0←3.5㎟となります。0.2、0.3についてはわかりませんし一般的な電気屋さんでは使わないのでは?

ストリップゲージ(4、8、12、16mm)により、端子圧着時に必要な統一された長さでの被覆剥きが可能。これにより作業の品質向上と効率化が同時に実現できます。

青色の開き止めロックボタンは、被覆剥き作業時の工具の固定に使用可能。個人的には使用頻度は低めですが、精密作業時には滑り防止効果が期待できます。

使ってみての要点(作業別)

主なポイント

  • 外装が簡単にむける(特にVCT)
  • 縦割きもできる
  • 外装以外にも芯線もむける
  • 3.5までしか芯線が剥けない

VCTケーブル処理での劇的な効率向上

(可能ならVCT剥いてる画像)

最大のメリットはVCT外装被覆の処理速度向上です。従来ニッパーで慎重に少しずつ剥いていた作業が、この工具により約1/3の時間で完了するようになりました。

以前の作業では、芯線への傷付き防止のため神経を使い、結果的に時間もストレスも大きな負担となっていました。KNIPEX ErgoStrip1695-01SBを導入後は、一定の品質を保ちながら大幅な時短を実現できています。

VCT以外でも、CVケーブルの外装処理にも活用しています。ただし対応サイズには限界があり、8-2C程度が現実的な上限です。それでも無理して剥いていました。

それ以上の太いケーブルでは無理をせず、専用工具の使用をおすすめします。

メリット

縦割きもできる

 

縦割きができるので、長くむく場合にも使えます。根本だけじゃなく縦に割かないといけない場合もけっこうありますからね。

 

縦からの横剥き

 

 

芯線を傷つけにくい刃の長さなので安心して使えます。もちろん傷が入ってないかは確認しましょう。あくまで傷つけにくいだけなんで、傷つかないわけではありません。

外装と同時に芯線もむける

外装と芯線がこれ一つでむけるのでかなり便利ですね。しかもむいた被覆が中にたまるようになっているのでゴミをまき散らすこともありません。ゲージがついているので同じ長さでむくことができます。

他工具との作業性比較

従来工具との使い分けと優位性について実体験から解説します。

普段メインで使用しているハグラーは縦割きには便利ですが、根元部分の外装剥きで横回転が必要な場面では非常に使いにくいのが難点でした。また、ナイフを使用する場合も、ケーブルの裏側処理で苦労することが多々ありました。

KNIPEX ErgoStrip1695-01SBならケーブル裏側の処理も含めて均一な品質で外装剥きが可能。作業姿勢に関係なく安定した性能を発揮するため、現場での自由度が大幅に向上しました。

特に制御盤内での狭いスペースでの作業や、配管内から引き出したケーブルの処理など、アクセスが制限される環境での威力は絶大です。

デメリット

芯線はむけるが3.5までしかむけない

ここが惜しいんですね!5.5がむけない!5.5がむけたら100点なんですが…

正直5.5のほうがむく頻度が高いんですよ。ここがないのが結構でかいんです。マイナスポイントはここくらいなんですが、ここがでかい。でもかなり使える工具です。

安全・注意点

絶縁被覆を剥くと、まれに刃と本体の間に被覆のゴミが残ってしまう場合があります。そうなると絶縁被覆がむけにくくなるので面倒ですがきちっと取りましょう。

外装被覆をむくときは何周も回すと絶縁被覆まで傷がついてしまうので気をつけましょう。縦割きするときも力を入れすぎないように慣れるまでは調整が必要です。

(VCTをむく画像に加工1回転とかく)

代替候補

CVケーブルの場合はMARVEL MC-012のほうが太いケーブルの外装被覆もむけるので便利です。芯線も5.5まで剥けるので。

強電工事メインの人はこちらのほうがおすすめですね。

 

まとめ

計装工事などにおすすめ。特にキャプタイヤは剥きにくいのでこれを使えばかなり作業は楽になります。外装被覆と絶縁被覆同時に剥けるので、VCTや制御線を扱う機会が多い電気工事士には心からおすすめできる工具です。

ただし、5.5㎟以上の太い線を扱うことが多い場合は、他の工具との併用を検討することをおすすめします。

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